健康イロハ

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築37年のマンションをフルリフォーム-2

2017年03月11日

築28年のマンションのフルリフォーム計画

築37年のマンションを、どこまで生まれ替えらすことが出来るのか?
マンションリフォーム設計の中でも最も難易度の高い、フルリフォーム
を昨年6月より担当していましたが、引き渡しを迎えました。

本日の紹介はLDK周りのリフォームと構造。

今回のマンションの構造は、鉄筋コンクリート造壁式構造(プレキャスト工法)
の5階建てです。

1964年の東京オリンピック及びその後の時期に量産した共同住宅に多く
採用された構造方式です。一般にファミリータイプの住戸の場合、「田の
字型プラン」を採用することが多く、その中央部分に構造上必要な「壁」
が存在します。

壁式構造の宿命です。この壁を残して、既存の空間にない「解放感」、
「明るさ」、「広がり」と「快適さ」を作り出せるか。。。。。

築37年のマンションのリフォーム
before:ダイニング.キッチン.リビング
築37年のマンションのリフォーム
前回ブログの玄関周り編に続き、床壁天井、照明と全ての
要素が統一感のない無秩序な構成になっている上に、天井は
低く、使われている建材、仕上げ材は情緒性のない、建材、
素材、テクスチャー、照明器具とともに絶句する要素の
オンパレード状態です。
sat2-after
after:ダイニング.キッチン.リビング
米村和夫建築アトリエのリフォーム

玄関から入って廊下経由でLDK空間に入る光景をイメージした場合、いきなり
ダイニングキッチンが視界に飛び込んでくる生活感丸出しの時代は既に終わって
おりキッチンは窓際に移動をしました。この移動により視覚からくる解放感と
快適性は格段に向上しました。完成するまで一番不安であった、壁式構造の
宿命である壁(柱と同じ意味)の存在、さらに開口部の上部にある欄間の存在
であるが、できるだけ壁天井と同色にし存在感の主張を抑えに抑えてなんとか
この状況まで持ってこれました。

スタッフ募集中です

[建築家.米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ   URL]090-9847-3200
神奈川県藤沢市湘南の建築家(米村和夫建築アトリエ1級建築士事務所)が鵠沼海岸
から建築情報、家づくり情報を発信!

築37年のマンションのフルリフォーム-1

2017年03月10日

before:玄関周り

築37年のマンションを、どこまで生まれ替えらすことが出来るのか?
マンションリフォーム設計の中でも最も難易度の高い、フルリフォーム
を昨年6月より担当していましたが、引き渡しを迎えました。

本日の紹介は玄関周りのリフォーム。

ちなみに、「マンションのフルリフォーム」と題しましたが、一般的な
部分的なリフォームに対して間仕切りも総合的に見直し変えてしまう
ことをフル・リフォームと言います。また、一旦、全てを取り払って
しまい(解体してしまう)ことから「スケルトン・リフォーム」という
事もあります。

また最近注目を受けている「リノベーション」もフルリフォームとほぼ
同義語です。renovationは「刷新・修復」を意味し、新しい価値観を
生み出す(新しい機能性、新しい生活スタイル)行為を意味しています。

before:玄関周り

before:玄関周り
米村和夫建築アトリエのリフォーム

玄関周りの状況。残念ながら昭和の雰囲気が充満する空間である。
「情緒性(風情のない、素材感のない、感性に響かない)のない
素材で床、壁、天井と6面を囲まれて、かつ照明器具がさらに品を
落としています。

after:玄関周り

after:玄関周り
築37年のマンションのリフォーム

暗くて古さしか感じられない空間に対して、床は黒のタイル、壁は
片面に白のブロック調タイル、片面に木パネル(白特殊塗装合板パネル)
天井はクロス、両壁の最上段部に間接照明(LEDテープ)を設置して
いる。玄関ドアは交換できないので菅、上部に露出していた分電盤を
すのこ状にした開閉可能のパネルで隠しています。

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設備配管などをチェックしつつ。。。今どき。。。

2017年01月14日

DSCN6897s

辻堂のマンションのリフォーム工事の立会いをしました。

リフォーム工事は言うまでもなく既にある構造体を利用すること。
別の言い方をすると、前任者の仕事の出来具合を引き継ぐことであり、
前任者の失敗も施工不良も新担当者となる設計者や施工者が背負う事
になるのが宿命です。

このマンションはプレキャストコンクリート造であり工場で(完全に?)
管理された状態で床や壁が作られて現場に搬入され組み立てる工法です。
なので、「施工精度が高い」事を前提で設計をしています。

コンクリートの床から70ミリを床の仕上げレベルと設定しているのですが
この数値も元々は120ミリだったのをギリギリまで詰めたものです。

今回1つ分かったことがあります。完全にフラットだったと思っていた床が
フラットでなかったことです。高いところと低いところの差は2センチ相当。

 

DSCN6887s
玄関の土間(タイル張り)となるところと玄関ホールになるところの境界。段差のない
玄関になります。当初の設計ではフリーフロアにタイルを貼る(乾式の)予定だったの
ですが納まりの関係でモルタルにタイルとなります。

DSCN6888s
左側の配管がガス管。一番右側が水道管。中央の2つが電気と非常用通報機用の配管です。
DSCN6890s
元ユニットバススペースが収納スペースに変わります。合板で塞いだ四角い開口は、
ボイラーがあったスペース。
DSCN6897s
元浴室まわりの全景。

DSCN6893s
キッチンの設置スペース

DSCN6895s
新規に計画し搬入されたユニットバス。

DSCN6896s
天井裏をギリギリでスパイラルダクトを配管。

 

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埋められた水路を掘り返す

2017年01月11日

akiruno_5450

秋川渓谷のプロジェクトの立会いを行いました。
今後の業務の流れを決める上で重要なイベントになり、東京都と
A市からも関係部署に参加してもらいました。測量事務所、施工関係者
含めて20人ほどの人数になりました。
この場所には本来は水路がありました。(水路は河川と同様、公共物です。)
その公共の水路を勝手に地中にヒューム管(鉄筋コンクリート管)を埋設して
(地下水路にして)しまった事業者がいました。しかも敷地図通りでなく!

では、約25年間放置されてきた水路をどうするのか?
その決着をつけないと業務が前に進みません。

akiruno6878
大体の目安をつけて2箇所掘ってみました。結構深いところに、やはりヒューム管
が出てきました。やはり公図上の水路の位置とは違うところに。。。。

akiruno_5450

周囲にある赤道(あかみち)確認。古くから道路として利用された土地のうち、道路法
の道路とされずにそのまま残った土地がこれに該当し、公図に赤色で着色されていることから
「あかみち」と呼ばれている。

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3つの高校を回って思うこと

2017年01月08日

taishin2017

今年の仕事始めは1月4日からです。

1月4,5,6,7日と4日間かけて神奈川県内厚木市、大和市方面の3つの県立高校の
調査を担当しました。業務の主役は耐震診断なので構造設計者ですが、クラック
(ヒビ)がどこまで入っているかを図面にチェックし写真報告する業務があります。

基本的に3つの学校ともに共通して大量にクラックが入ってるのを確認すると同時に
棟によって入り方も違います。同じ設計者であるのにクラックの入る確率が違うのは
施工技術の差によるところが大きいと判断できます。入札金額だけで施工会社を
選んでいものか?(同時に設計者選定も入札で決まるのですが)、「安い金額=合格、正しい」
という概念のツケが見事に現れてきています。ここまで劣化してる(しかも放置してる)
と膨大な費用を投入しないと耐震補強工事ができないですし。

そもそも、”安いことは正義だ”と主張する人ほど安い車に乗らずに高級車に乗ったりして

「安全です」と言い切るためには相当な補強をする必要があることを実感します。

 

taishin2017

 

「株式会社 米村和夫建築アトリエ」

 

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グレードを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

taishin2017

謹んで新年のお祝いを申し上げます

2017年01月01日

kisara1

kisara1

謹んで新年のお祝いを申し上げます。

良き新春をお迎えのことと、お喜び申しあげます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございます。

今年は、米村独立25年、数々の出会いと感動と反省の一期一会を経
てきました。
新たな気持ちで気分一新、リセットして行きたいと思っ
ております。
また、自らの体調とも向き合わないといけない現実ですが、新たな
視線で人に優しい建築と生活環境、作業環境、人とのコミュニケー
ションを模索して行きたいと考えております。

本年も何とぞよろしくお願い申しあげます。
尚、年末より諸事情により年賀状をまだ準備できておりません。
失礼をお許しください。

 

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崖地・傾斜地・斜面に家を建てる
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年賀状を書く時間がなくて。。。

2016年12月25日

1225-3

クリスマスが終わろうとしていますが、ずっと仕事でした。

年賀状をいつ書くのか?という課題をずっと前より漠然と

危機感を持ってましたが、いよいよこの時期まで来てしまい

ました。

住所録を保管していた外付けのHDが壊れてしまったことも

悲劇でした。そのような状況でありながら年賀状問題を前進

させることが来ないで大晦日を迎えることになりそうです。

 

12月25日。富士山が大きく、明確に見える今日の湘南・鵠沼海岸

です。

 

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大変な設計&工事だった。。。。木更津の家

2016年12月20日

sasakitei01-

木更津市の東京湾を望む家

完成引渡して約2か月半が経ちますが、実は残っている最後の工事
を見届けに再びアクアラインを走り木更津へ行ってきました。

室内階段に電動昇降リフトを設置する工事です。
電動昇降リフトを採用した経緯や法的な位置付けなどを改めて書きたい
と思いますが

竣工写真を紹介します。

sasakitei01-
3区画あった宅地を1つにまとめて計画しています。計画する宅地部分と
道路との高低差は約4m。この高低差を車が自走で登れるようにした計画です。
宅地造成工事が必要となり、敷地規模や造成の規模より開発申請が必要となる
プロジェクトとなりました。

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車で登り切ると平らな宅地エリアがあります。その背後にさらに約5mの擁壁が
あります。この5mの擁壁の上に立ちますと東京湾、横浜、富士山が見渡せる
素晴らしい眺望が広がります。その高さレベルに2階のスペースを計画する事
なりました。

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擁壁は間知(けんち)ブロックです。既存にあったものと新たに設けたもの
と共存しています。意匠的に見て間知ブロックはベストの方法とは思ってま
せんがコスト(施工も設計も)を考えると認定工法である同工法になります。

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背後の高台とはブリッジでつなげました。高台のレベルと2階のレベルが
フラットである事がわかります。

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車で登る斜路は急勾配であるために徒歩で利用するには膝に負担がかかる
との配慮から階段を設けています。

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横長のサイン(表札&案内)をデザインしてみました。

kisara1
崖地に建つ力強さと、眺望を楽しむ生活の上品さ、しなやかさを
表現している外観。シルエットが浮き上がってくる夕景。

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生活上の主要階は2階に計画しているため1階の半分はピロティ状に
なっています。

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2階リビングからの眺望。

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2階リビングから見る夜景

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階段室から見る夜景。

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2次審査のプレゼンテーション

2016年12月18日

コンペ3

昨日は、かねてより、参加していた神奈川県建築士事務所協会藤沢支部の有志で
取り組んでいた住宅コンペの2次審査のプレゼンテーションの日でした。(選ばれた
4組のうち1組が設計者となることに)

この「有志の会」の取り組みは2回目。1回目の自治会館の時は1次審査が2位通過
と聞いていたが、最終の(詳細の)結果も発表されないまま”グレー”な結果に終わった。
期待外れだった。

技術者団体主催のコンペであるはずなのに、各作品の公開もなければ講評もない、1等
作品の選考理由も発表されないなどいつの時代の、どこの国の話なのかと笑ってしまう
低レベルの運営であった。コンペを仕切る事務局長が元建築士事務所協会の会長で
出身母体の川崎支部から2つとも当選している結末。今後の応募は今の所考えられない。
如何様コンペへの応募者などいるわけもなく組織の末期現象である。

しかし得るものが多かった。
グループでやることの面白さである。「学生時代に戻ったようだ」という意見がある
がその通りで、損得抜きの、熱く楽しい意見交換があり心地よいプランやアイデアの
競争があり創作エネルギーにあふれる場となった。

そのような心境(?)の中、2回目の参加となるコンペでした。新しく事務所協会に入った
近藤さん、鵜沢さんを交えて議論を重ねたのはとても楽しく貴重な体験であった。

住宅コンペの決定的欠点を一つ言うとすると、家づくりをプランが「良い」「悪い」
または「気に入った」「気に入らない」と言う専門家ではない建築主の感覚的視点で、
予算、法律を含めて総合的に判断することは大変難しいことである、私の持論は、
家づくりのスタートは、プラン云々よりも(相性の合う)パートナーとなる建築家
と出会うことである。

コンペ1 コンペ3 コンペ4 コンペ3 コンペ2

 

 

 

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久しぶりに日の出を見ました

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