芦ノ湖高原の家
駿河湾、富士山、夜景と一体感を
建築主は、週末を箱根で過ごしたいと芦ノ湖高原別荘地に土地を購入。傾斜地の別荘建築で実績のある設計士を探し、当事務所にご依頼いただきました。
別荘のワクワク感を演出するために、2階リビングには大きな窓を設けました。眼下には駿河湾、遠くに沼津や三島の市街地を見渡すことができて、美しい夜景も楽しめます。
当事務所では、建築にはストーリーがあると考えています。この別荘はスキップフロアの構成を取り入れました。玄関より徐々に床のレベルが上がっていくことで期待を高め、最後に2階リビングから富士山が見えてストーリーが完結します。
建築主のご要望にお応えして、リビングには薪ストーブを設置。温まった空気を逃さないように天井から取り込み、床下や他の部屋に送り込むことで、冬も快適に過ごせるようにしています。
壁を最小限にして建物の中では視線が抜け、風を感じられるように設計。一方、薪ストーブの背面には耐力壁を配置して強度を維持し、火災予防を兼ねつつ、隣の家からの視線を遮る工夫を施しました。
撮影:BAUHAUSNEO 後関勝也
CATEGORIES
別荘地, 崖地、傾斜地、斜面地, 静岡県
用途
住宅(別荘)
場所
静岡県三島市
竣工
2015年12月
構造規模
木造2階建
延床面積
88.57㎡
建築面積
92.36㎡
敷地面積
1626.90㎡
構造設計
ポラテック富士株式会社
施工
株式会社小川工務店